2004年12月09日

クビキリサイクル<講談社ノベルズ>(西尾維新)

絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、5人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする!
工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友(くなぎさとも)(♀)とその冴えない友人、「戯言遣い(ざれごとづかい)」」いーちゃん(♂)は、「天才」の凶行を“証明終了(QED)”できるのか?


なんだか久々に人が死んでどうこうするっていうミステリー(ってカテゴリでいいんですよね?この本)を読んだような気がします。
つまらなくはないですが、強烈に面白かった!ということもなく淡々と読了してしまいました。
ぼくらの友人を侮辱することだけはやめてください。
ぼくも玖渚も、怒ることが苦手なんです。
だけれど苦手だからってやるべきことをなあなあにするほど、腑抜けでもない


そして多分それがこの本(この作者?)の売りなんでしょうけども、なんだかいちいち回りくどい。
言い方が悪くなるけども、それで本の厚さを水増ししているんじゃないのか?なんて思えてしまうぐらい。
ただ、だからといって読みづらいというわけでもないのだから、小説としてはあっさりしている部類になるでしょう。
そういう意味ではライトノベル的なミステリなのかな?

「……、こういうことを語るのはあまり趣味じゃないが。
世の中にどうしてこれだけのカップルができるか、恋人同士が成立するか、
その理由について思考したことはあるかね?

だっておかしいじゃないか。
自分が好きな相手が自分のことを好いてくれているなど、そんな好都合なことがそうそう起こり得るはずがない。
少女漫画じゃあるまいしね……、しかし現実問題、百人の人間がいればそれだけ分の恋愛が存在したことになる。
どうしてだと思う?」


「……どうしてだとも、思いませんが。考えたこともありませんよ。
たまたまじゃないですか?大数の法則とか」


「違うね、そんな偶然はありえない。
私が出した結論はこうさ――
相手が自分のことを好いてくれているということ。
それはとても嬉しいことだからだよ。
相手が自分を好きだということ、それだけで相手のことも好きになれるものなのさ」



本書には『戯言』が散りばめられていますが、ちょっと気に入ったので引用。
posted by fool at 00:07| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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