2005年06月06日

バタフライ・エフェクト


エヴァンはごく普通の少年だったが、時折、記憶を喪失するという障害に7歳の頃から悩まされていた。
教室で絵を描いている時、病院に収容されている父を見舞った時、家で母と過ごす時、それは起きた。
治療にあたった医師から毎日の出来事を日記につけるようにすすめられ、エヴァンは実行する。
彼には幼なじみのケイリーとその兄トミー、気の弱いレニーという友人がいたが、
13歳の時、ちょっとしたいたずらが大事件を引き起こし、友情は壊れ、エヴァンは母と共に街を離れる。
やがて大学で心理学を学び始めた彼は、ある日書きためた日記をひも解く。
その時、不思議な現象が起きた。エヴァンの意識は日記に書かれているその瞬間に引き戻されていたのだ。


あのときに戻って過去を修正できたら……。
そんなことはできないがゆえに、今というものが大切なわけです。
だけどももしもそれが可能だとわかってしまったら。



時間系のSFが好きなワタクシですが、友達からこんなのがやっているよ〜って
教えてもらわなかったら、たぶん見に行くことはなかったでしょう。
バタフライ・エフェクトという映画がやっているのは知っていたのですが、
まさかこんなに自分に好みな題材の映画だったとは。うかつでした。

今年見た中で一番面白かったと断言できる映画。
気がつかないうちに終わってしまわなくてよかった。





表題のバタフライ・エフェクトとは
『ある場所で蝶が羽ばたくと地球の反対側で竜巻が起こる』というカオス理論のアレのこと。
ちょっとした変化で大きな違いを生むってことですな。
この映画の中での話だと、ちょっとした出来事で人生が大きく変わってしまうということ。


最初は彼女だけの幸せを願い、過去を修正する。
そしてそれは成功したかに思えた。
だがそれは違うところに歪みを生んだだけだった。

それに気がついた彼は過去に起こった出来事をよい方向に修正していこうとするが、
次々と起こる思いも寄らぬ出来事によって、それを覆されてしまう。

そして最後には過去へ戻るための手段そのものを失ってしまう。それも一番最悪の修正が行われたあとで。



これはある女性を守ろうと思った優しい男が、そのために悲しい決断をする物語です。
はっきり言ってハッピーなエンディングではありません。
それでも彼は自分がベターだと信じた結末を選択した。

そのために彼がとった行動。
彼女をどれだけ大切に思ってきていたか、観ている僕らはそれをわかっているだけにもう涙腺決壊。
エンディングの最中でもそれを思い出して泣いてたぐらい。



エヴァンはケイリーとの幸せを願っていただけなのに。
そのためにすること、したことがことごとく裏目にでてしまう。

おそらくエヴァンの父親も同じような思いを何度もしてしまったのでしょう。
彼もまた彼の大事な人を守るために、過去を修正しているうちに、過去へ戻るための手段を失ってしまったといったところでしょうか。
この父親の物語も見てみたいなぁとは思うけども用意していたりはしないのかな。


とにかくダレる瞬間のない2時間でした。
できればもう一回ぐらい観たいけどそんな時間はないだろうから、DVD待ちかな。


(こういうのを観ると今までの時間系のSFなんかとの差を比較したくなるけど、
長くなる上に絶対に収集がつかなくなるので略。
リプレイやタイムリープあたりとの時間の使い方とかと比較してみたいんだけどなぁ。)






でもさ、自分と出会わなかったことが彼女にとって幸せに一番近くなるってすごく哀しいことだよね。



posted by fool at 00:12| 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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