2008年01月25日

【感想】ロミオの災難(来楽零)

そこにいるだけで空気が華やぐような綺麗な少女、雛田香奈実。彼女にうっかり一目惚れした僕が演劇部に入部してしまってから数ヶ月、文化祭公演のために台本を選ぶ時期がやってきた。
現役の演劇部部員は僕と雛田を含め、一年生五人きり。僕たち五人にはそれぞれ想い人がいたりいなかったりしたのだけど、部室で見つけた、ぼろぼろの『ロミオとジュリエット』の台本を使うことに決めたときから、五人の心に奇妙な変化が起こり始め−−。



−偽者の中から本物を探すのは、どうやったらいいんだろう−


タイトルからわかるとおりロミオとジュリエットを題材とした物語。
過去の台本を使用すると決めた瞬間から、当時の配役の気持ちに自分のココロが侵食される。
誰かを好きだという気持ちが本当に自分の気持ちなのか?
もともとその人を好きだった気持ちはまだ本物なのか?
過去の気持ちに振り回され、自分の気持ちではない嫉妬に苛まれ、他人を貶めるために妨害をしてしまう。

とまあ怖そうな話だけども必要以上に暗くなりすぎるということもなく、
ちょうどよいぐらいの緊張感で読めました。

西園寺が最初に抱きついてくるところがあまりにツボでした。
あー。これはそういう展開にもなりえるのかとw

この人の既刊も読んでみるかな。
願わくば……続編とか考えませんように。ちゃんと次回作は買うから!
posted by fool at 06:27| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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